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景気低迷を端として、正社員になることが難しい昨今、企業に勤めている労働者の大半が派遣登録する派遣社員である現状がありますが、派遣社員の方は本当に正社員を目指したい、なりたいと思っているのでしょうか。
正社員からみた派遣社員のメリットとして、まず責任感の薄さにあると思います。
派遣社員の方でも、しっかり責任感をもって働いているという方も大勢いると思いますが、なにか責任の所在を問われることがあった際には、やはりどこか自分は派遣だからと責任の所在を正社員に転嫁する傾向は強いと思います。
正社員と比較して派遣登録社員は責任感が薄い分、自由な発想や何者にもとらわれない自由な行動が取ることができて、それが結果上司にほめられる内容であったり、会社に利益をもたらすことであったりすることが多いにあります。
また、例えば残業を指示された場合でも、自分は派遣社員であり、正社員がまずは残業をすればいいのではという気持ちも責任感の希薄さから生まれてくる気持ちであると思われます。例えそれが上司に睨まれることになったとしても、正社員が抱える睨まれた際の不安とは度合いが違うと思われます。ここまで書いたことが派遣社員のメリットの一つである責任感の薄さになります。
では、派遣社員のデメリットとはどんなものがあるでしょうか。一つには雇用が不安定であるということは大きなデメリットとして存在します。派遣社員の大半は派遣の契約期間が定められており、その時期に契約が更新されなければ職を失うということは、大きな不安材料であると思われます。その為には正社員と同じように、ある程度上司などとの人間関係には気を配らなければならないし、仕事の能力の向上もはかっていかねばならないです。
また派遣登録さんのデメリットとして、例え正社員と同じ、もしくはそれよりも上の能力を持って、その能力に見合った仕事をしたとしても、あまり給料やボーナスに還元されることが少ないことにあると思います。当然モチベーションは下がります。
以上から考えると、派遣社員の方々は、契約更新のためにある程度の能力の向上を図りつつの仕事をしていくことに加えて、正社員との給与や待遇を比較した際に低下するモチベーションを維持することに努力が必要であると思われます。
それでも、得ることが決してできない気楽さを正社員は派遣社員の姿に重ね、羨ましくも思います。